ルビオ不要説とユタジャズの復調の話

今シーズン当初かなり調子が悪くプレーオフ圏外の勝率四割あたりをうろうろしていたユタ・ジャズだが、今年に入ってから本来の期待されていた強さを取り戻しプレーオフ圏内に鎮座している。嬉しい限りやで。ただもともとスロースタートと言われていたとはい…

2019/1/20 TOR×MEM(渡邊雄太出場試合)

早めに勝負が決してしまったためガベージタイムが伸びワタナビーも最長のPT。全体として見るともうちょいシュート決めて欲しかったという感じ。DFは特に問題なし。3Qはシアカムとマッチアップしてて、一本巧くポストプレイを決められたがチェックはできてい…

2018/12/23 UTAH×OKC

ポジョがここまで当たってなければ勝ってたが、にしても止められなさすぎ。UTAHのDFのスタイルはピックに対しハンドラーをゴベア側に誘導するというものだが、これの弱点はシンプルな1対1と、相手センターのロールやポップの合わせである。で、アダムスはそ…

2018/12/18 GSW×MEM(渡邉雄太出場試合)

MEMはコンリー欠場なのでGSWのスタメン全員がよっぽど不調じゃないとこうなるとは思います。マルクだけではどうにもならん。渡邉雄太が出場してなければ最後まで観なかった。で渡邉の出来なのだが、やっぱりガベージタイムでディフェンダータイプの選手はア…

2018/12/17 HOU×UTAH

HOUはエニス三世が欠場でゴードンが先発だったけど攻守共にゴードンが上なのでかえって強くなっていた。ならセカンドユニット弱まってんじゃんとなるはずなのだがUTAHのセカンドが壊滅的火力のなさで差が広がってしまった。外が入らないのはまあ分かるとして…

2017年ベストトラック30&ベストディスク5

何より2017年はストリーミングのみでCDは一切買わず音楽を楽しんだ一年だった。エポックメイキングよねえ。傾向としてはやっぱりヒッポホップを多く聴いたかもしれないけど、何より聴いた曲の絶対数がこれまでの比じゃない。すごい時代。まずはベスト…

私的2016年Top 30 Song

スパッと発表。今年もいろいろ聴きました。 あと今回、対象の曲はアルバムでリリースされてなくてもストリーミング等で配信されてたらオーケーにしました。 1. Formation / Beyoncé 2. Aviation / The Last Shadow Puppets 3. Hard Habit To Break / The …

2015映画ベスト10

1.マッドマックス 怒りのデス・ロード 2.さよなら歌舞伎町 3.プリデスティネーション 4.野火 5.ミッション・インポッシブル ローグ・ネイション 6.ナイトクローラー 7.ロスト・リバー 8.バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡) 9.クリード チャ…

予告編オブザイヤー2015

映画本編の出来とか関係なく、とりあえず上映が楽しみになる予告編を評価するこの予告編オブザイヤー。選考基準に厳格なルールはなし。日本語版だろうと英語版だろうと、1分半だろうと3分だろうと何でもありのフリースタイル。あと、本編を見た後に「予告…

The best tracks of 2015という名の何か

今年も終わりにちけえのでベストトラック。いろいろ聴いたけど厳選に厳選を重ねて15曲に絞りました(もちろん嘘さ!全然いろいろ聴いてないぞ!)。そして安心安定のミーハーチョイスをしています(みんな大好きYoutubeでほぼ全部公式で上がってるぞ!)。…

2015上半期観たもの&聴いたもの

もう7月も半分過ぎたけど備忘録的なあれ。 □ベストトラック10か15ぐらい(順不同) ・ねごと / destiny ・Muse / dead inside ・The Vaccines / Miracle ・Best Coast / Feeling Ok ・Noel Gallagher's High Flying Birds / Freaky Teeth ・The Subways…

われらの狂気を生き延びる道――『マッドマックス 怒りのデスロード』

フロイトは『トーテムとタブー』で、息子たちがそれをうち倒して父の罪を償う、という構造が原始よりの人間が造る共同体の基本的なシステムだと言う。核によって荒廃し、水と油を奪いあう未来の世界が舞台のマッドマックス今作の構造も全く同じである。ただ…

唯一信じられるもの――HOMELANDシーズン3

ボルヘ・ルイス・ボルヘスの「贈賄」という短編がある。北米の大学の博士と教授がキャリアを巡って心理戦を繰り広げる、この作家にしては珍しい題材なのだが、この作品についてあとがきでこう触れている。「北米人の偏執狂的倫理観には、いつも瞠目してきた…

嘘は誰かを陥れるためでなく、――『ゴーン・ガール』

※ネタバレあるで。 そりゃ彼女が凄まじい嘘をつくのは彼女がろくでもない女だからというのがあるにしても、あのベンアフレックに突き飛ばされ頭を打つシーン、あれが決定打になったのだろう。あれから彼女は恐怖するようになり銃さえ持つようになった。復讐…

テン年代ベストトラック50

The 200 Best Tracks of the Decade So Far (2010-2014) | Pitchfork ピッチフォークのこれに乗せられ、僕も作成。備忘録的意味合いが強いです。 50. One Way = My Way / buono! (We are Buono!) 49. A Real Hero / College & Electric Youth (single) 48. S…

「王国」と「ホテル」――『グランド・ブタペスト・ホテル』

ウェス・アンダーソンの前作、『ムーンライズ・キングダム』について、「あまりに箱庭的すぎる。絵本のなかの閉じた世界」という感想をいくつか見たことがある。僕にとってすごい好きな作品なのだが、それを見て「ああ、なるほど」と思うところもあった。そ…

「古き良きアメリカ」――『キャプテン・アメリカ ウィンターソルジャー』

アクションは言うことなしであった。なんか『フレンチ・コネクション』も意識されていたらしいが、確かにカーチェイスのシーンはそう言われてみると、という感じであった。他にもキャプテンが全力で走ってドアや窓を破る迫力や盾を使った戦闘での効果音など…

『オンリー・ゴッド』観てきました

Only God Forgives Official Trailer #3 (2013) - Ryan ... 傑作と言う他ないと思います。前作『ドライブ』も相当なものでしたが、間違いなくレフンの最高傑作になるでしょう。 物語は典型的なエディプス・コンプレックスである。主人公は兄を殺した刑事の首…

『スティーラーズ』観てきました

タランティーノ褒めるわ、蓮實が時評で取り上げるわ、ということで観てきました。 一見繋がりのない群像劇が所々で絡まり、しかもその展開は異様に滑稽でスラップスティックだということで否応なく『パルプ・フィクション』が思い浮かぶが、さてそんな単純な…

「キャプテン・フィリップス」観たぞえ

起きて二十分で家出てその三十分後に席座って観たんだけど、そういうタイミングで観るべき映画じゃなかった。 「ボーン」シリーズからだけどこの監督はことごとく緊張しかない映像を作る。今作はそれがかなり顕著で、船長は冒頭から常にピリピリ。ジョークの…

アイドル楽曲大賞2013

メジャーアイドル楽曲部門だけ投票したったので、一応メモとして。 1位.AKB48:恋するフォーチュンクッキー 2位.BABYMETAL:おねだり大作戦 3位.私立恵比寿中学:禁断のカルマ 4位.BiS:BiSimulation 5位.Dream5:COME ON! 1位はもうこれ以外ない…

「悪の法則」

観てきました。のでメモがてら大ざっぱに。 マッカーシー原作といえばコーエン兄弟監督の「ノーカントリー」で、あれも傑作でした。「も」って書いたけど、この「悪の法則」もなかなかのもんだった。 作中では麻薬カルテル最強で、とにかく命狙われたら逃げ…

HOMELANDシーズン2観了

圧巻。と言う他ない。単純にあれほどクライマックスに向けて緊張感をじわじわと上げていき最後にまさに「爆発」させるその手際はもう見事という他ない。ドラマという媒体のエンターテインメントを熟知している、という感じだった。 そして役者もみな素晴らし…

ウォーキングデッドシーズン3前半観了

全4巻って少ねえなあと思ったらシーズン3の前半だけ販売&レンタルされてるらしい。後半は12月だと。生殺し。 ゾンビが世界中にはこびるってことは文明がぶっ壊れて、生き残った奴らはとりあえずみんなと徒党を組んで助けあわなきゃいけなくなるわけだが…