ウォーキングデッドシーズン3前半観了

全4巻って少ねえなあと思ったらシーズン3の前半だけ販売&レンタルされてるらしい。後半は12月だと。生殺し。

ゾンビが世界中にはこびるってことは文明がぶっ壊れて、生き残った奴らはとりあえずみんなと徒党を組んで助けあわなきゃいけなくなるわけだが、ゾンビ映画はそこで共同体論みたいなのを試されることになる。それでこのウォーキングデッドはドラマという媒体もあって長いスパンで描けるので、だいぶその共同体の形成に時間をかけている。それで主人公のリックは保安官で集団のリーダーとしてアメリカを象徴するような振る舞いを云々かんぬんで、ここまできた。

そして今回別の集団が現われたんだが、住民が「ローマは一日してならず」とか言ったりコロッセオがあったりする。それがどこの国の象徴とかそういうつまんないことは抜きにして、とりあえず主人公たちはついに自分たちの共同体のゴタゴタではなく、相手の共同体との戦いに時間を割くことになった。これ戦争なのよね。

あと主人公の息子の成長が微笑ましい。小学生なのに銃の扱いも上手く、頼もしい。さすが保安官の息子(皮肉も込め)。んでおかんから子供が生まれるわけだが、それと並行してダリルがキャロルを背負って帰るところがちょっとシンクロしてて。ダリルはマザコンっぽく、キャロルおばさんの動向を気にしていた。

主人公の共同体が刑務所にあって、敵の共同体が綺麗な町を造っているっていう妙な対比もよかった。元にいた囚人追い出して殺すわ、あとから来たいい人たちを閉じ込めるわでどっちが主人公なのやら(仕方ないところもありつつ)。

最後にアンドレアはどうしようもねえ奴だな。